こんにちは!横浜市大倉山にある整体院 晴々の木脇です。
前回に引き続き、「顎と姿勢」についてお話します。
前回の記事はこちら
顎関節症 × 姿勢 — なぜ“姿勢”が顎の痛みに影響するのか?(理論編)
後編の今日は「実践編」です。
あなたの顎の痛みがどこから来ているのか、チェックできるようになっています。ぜひ最後までお読みください。
■ 3. 整体師視点:姿勢が悪い人に顎関節症が多い理由
整体の臨床経験から見ると、次のような「悪循環」が非常によく見られます。
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デスクワークやスマホでうつむき姿勢
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頭が前に出る・猫背・巻き肩になる
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首・胸郭のアライメントが崩れる
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下顎の位置がずれる
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咬筋・側頭筋・首の筋が緊張する
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食いしばり・噛み癖が強まる
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顎関節に負荷がかかり痛み・音が出る
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姿勢がさらに悪化し、慢性化する
つまり、
姿勢 → 顎の位置 → 筋緊張 → 痛み
という流れです。
顎だけに注目しても改善しにくい理由は、まさにここにあります。
■ 4. 読者向け:顎関節症を招く姿勢セルフチェック
次の項目にいくつ当てはまりますか?
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スマホを見る時に頭が前へ出る
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猫背や巻き肩になりやすい
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口を大きく開けづらい
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朝起きた時に顎が疲れている
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片側ばかりで噛むクセがある
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咬筋(頬の横)が硬く張っている
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首こり・肩こりが常にある
3つ以上当てはまれば、姿勢由来の顎トラブルの可能性が高いです。
■ 5. 当院が行う「姿勢 × 顎」への具体的アプローチ
顎だけの施術では限界があります。
顎関節は、身体全体のアライメントの“最終結果”を受ける部位だからです。
当院がおすすめするアプローチは以下の通りです。
✔ 首・頸部のアライメント調整
頭部前方位(FHP)を改善し、
**正しい顎位(あごの位置)**を取り戻します。
✔ 猫背・巻き肩の改善
胸郭の柔軟性は顎の可動域に直結します。
猫背の改善は、開口時のスムーズさ向上に役立ちます。
✔ 咀嚼筋・側頭筋の緊張解放
顎の痛みやクリック音の軽減に効果的です。
✔ 日常姿勢の指導
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デスクワーク姿勢
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スマホ姿勢
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寝姿勢
これらのクセを改善すると、再発防止につながります。
✔ 全身の連動を整える
「頭 → 首 → 胸 → 背中 → 骨盤」
まで整えることで、顎関節症は改善しやすく、再発しにくくなります。
これは当院のアプローチの大きな強みです。
■ 6. まとめ:姿勢は“顎の土台”。顎関節症の改善に姿勢改善は欠かせない
顎関節症は「顎だけの問題」と思われがちですが、
実際には 姿勢という全身のバランスの乱れが大きな原因 です。
近年の研究・臨床経験の両方から、
姿勢を整えることが顎関節症の根本改善に不可欠である
という点が明確になってきました。
顎の痛み・クリック音・開けづらさで悩んでいる方は、
ぜひ一度 「姿勢」から見直す ことをおすすめします。







